[香港]男が上がるオーダーメイドのスーツとシャツ〜中環(セントラル)で作る

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Shop Entrance

洋服に着られている人を、街で見かけたことはありませんか?
悲しいかな、本人は気付いていない。

仕事をする上で、見た目というものはとても大切な役割を果たします。
清潔感があり、ビシッとスーツを着こなしているだけで
好感度が数十パーセント上がるんだから、まぁ〜不思議!騙されます(笑

服に着られずに済むには、まずは自分の体型に合ったものを一着持つこと。
それはオーダーメイドのスーツとシャツ!

香港でオーダーメイドスーツやシャツを作るときの流れ、日数、価格についてお伝えします。

なぜオーダーメイドのスーツが素敵に見えるのか?

オーダーメイドと一口に言っても、いくつかに分けられます。
ここでお話しするのは、あなたの身体に合わせて作られたフルオーダーのこと。

体型がどうあれ、余計な生地が体にまとわりついてないだけ、スッキリして見えます。
まるでボディスーツのように、あなたとスーツの一体感が生まれ、素敵に見えるのです!

以前に日本でイージーオーダーをして失敗したことがあります。
知名度もあり、しっかり採寸をしてくれていましたが、お金と時間を無駄に(悲
フルオーダーの方が手間がかかっている分、費用も時間もかかります。
でもあと少しお金をかけてフルオーダーで作った方が、結果的に良いお買い物ができたと思うことでしょう。

毎日スーツを替える必要なんてありません!
シャツの色や柄、ネクタイ、小物で見た目の印象を変えることができるから。
でも外側、フレームはしっかりした質のよいもので固めましょう。
少ないアイテムの組み合わせで印象を変えることができたら、あなたはお洒落上級者♪

環境が変われば体型も変わってゆきます。
一度にたくさん作らず、今持っているものと併用しながら、ゆっくり自分のライフスタイルに合わせて揃えてゆけばよいのです。

シャツも併せて作りましょう!

あなたはジャケットを着ている時間と脱いでいる時間、どちらが多いですか?

シャツは身体のラインがしっかり出てしまうのですよ。特にうしろ姿!
あなたの後ろ姿、見られてますよ〜。
でも誰も「なんかダボついてない?!」とは言葉にしません。

「自分の体型にあった服で毎日を過ごした方が快適!」と知っているのは、オーダーしたことがある人だけ。

「俺、イケてる!?!」とオーダー服を着た自分を見て思えたら大成功♪
マインドが変わると、雰囲気も歩き方までも変わってきて、素敵に見えてきます!

「なんだか最近かっこよくない!?」と職場で噂される日は近いかも〜♪

中環のおすすめオーダーメイド店

ここ香港では、仕立て屋さんを街のあちらこちらで見かけます。
一流ホテルのショップ街、商業ビル、駅の構内にまで。
道で名刺配りの営業活動をしていたり、なかなか仕立て屋のビジネス競争は激しそう。

では一体どこで仕立てたらいいのか。
「敷居が高そうで入りにくい」「高そう」そう思われるかもしれません。
でもそんなことはありません。

今回はご紹介するのは、香港在住のフランス人から聞いたThe Mandarin Company (マンダリンカンパニー)です。

Jeff with clothes
〜マンダリンカンパニー三代目、ジェフさん〜

場所は中環(セントラル)、商業ビル9階の一室にひっそりとあります。

出迎えてくれたのは素朴そうな青年、三代目のJeffさん。
創業者は彼の祖父、現在は二代目Davidさん(ジェフさんのお父様)とジェフさんが交代で店頭に出ているそうです。

先客がいる場合もあるので、予約を取ってから行きましょう。
英語に自信のない方は、予約の際にお父様のDavid(デイビッド)さんをご指名ください。
日本語が話せるということなので安心ですね。
予約をとる際は、「オーダーメイド」ではなく、「テイラーメイド(tailor-made)」と伝えましょう。

気になるフルオーダーの価格と日数

価格

ドレスシャツ (ワイシャツのこと):HK$550〜 
カジュアルシャツ (柄が入りシャツ):HK$650〜
スーツ (オールシーズン用/イタリア製生地):HK$4800〜
生地の織り方により値段が変わるので、店頭でご確認ください。

仕立てにかかる日数

シャツ:4〜5日 (仮縫い後に1回訪問)
スーツ:2週間 (仕上がりまでに2回訪問)

<スピード仕立ての日数>(訪問回数は上記同様)
シャツ:1日 (ただし3枚まで)
スーツ:1週間

香港での滞在日数が短ければ、日本への発送もしてくれます。
またリピーターの方に限り、香港に行かなくてもメールで注文できます。

今回は特別セール期間中につき3枚購入すると1枚無料!ということで
私たちはドレスシャツとカジュアルシャツそれぞれ2枚の計4枚を注文しました。
自分の身体に合ったシャツが、一枚あたり6000円。お買い得でした。
HK$1=¥14.38 (2020年2月時点)

スーツはこの半年ほど前にベトナムでオーダーしたばかり。
この店ではシャツのみ購入したので、スーツのレビューはありません。
(ベトナムの店は私のお気に入り。また別でお伝えします。)

オーダーメイド仕上がりまでの流れ (シャツ編)

初回は時間がかかります。せっかく作るのだから、時間に余裕をもって行きましょう!
特に初めての方、こだわりのある方は、時間が必要になることでしょう。

普段着ているシャツの細かい部分、襟(えり)や袖(そで)の形がどんなか覚えていますか?

お気に入りのシャツがあれば持っていくと話が早いですよ。
記憶というものは曖昧です。持っていけばその場で迷わずにすみ、時間の節約にもなります。

  1. STEP

    生地選び

    壁伝いにスーツ用の生地やドレスシャツ用の生地が並んでいるので、その中から好みのものを選びます。悩める初心者さんは、好みの生地のタイプと予算を伝えて、プロに選んでもらうのもいいですね。
    (カジュアル用の生地、特に柄物は、需要が少ないので生地見本から探します。)

    主人のサイズを測ってもらっている間に、似合いそうな候補生地をいくつか選択。

  2. STEP

    採寸(サイスン)

    肩の力を抜いてリラックス。寸法を測ってもらいます。

    採寸が終わると家族会議。
    役割分担だったのでそれほど時間はかかりませんでしたが、顔の近くに生地をあて、似合うかどうか確認してみたり、結構疲れます。

  3. STEP

    細部を決める

    それぞれのシャツに合わせた襟や袖の型胸ポケットの有無ボタンの色などを決めていきます。

    こだわりリクエストもこの段階でしっかりしましょう。
    「カジュアルシャツはタックインしないから丈は少し短めで。」
    「ラインをすっきり見せるには、背中のタックはいくつある方がいいの?」
    など、悩みがあったら迷わず現役プロに意見を求め、一緒に作り上げていく感じです。

  4. STEP

    支払い& 来店日の予約

    支払いを済ませ、仮縫い後に来店できる日を予約します。

  5. STEP

    再来店以降の流れ

    仮縫いのシャツを試着し、細部を調整します。
    本縫い→仕立て完了→ピックアップ

    Marisからのおせっかいアドバイス
    1 その後は体型維持が必要!
    自分の体型にあわせて作るということ、生地同様、太る余裕はありませんよ。(笑
    だから理想の体型があっても、今の自分の体型を受け入れましょう。

    2 仕立て屋との相性がある
    初めての仕立て屋さんだったら、とりあえずスーツは1着にしておきましょう。
    安い買い物ではありません。「2着買ったら安くなる」とか言われても、仕立て屋さんの腕をみてからにしましょう!

    3 シャツの下に肌着を着ない
    まさかと思いますが、これぜったいダメだから〜(怖
    ユニクロのエアリズムとかでいいから、ちゃんと着てくださいね。
    夏場、汗でシャツが背中に引っ付いているの、めっちゃ女子は引きます。
    なぜかアメリカ人に多いんだけれど、シャツの下にTシャツ着るのもアウトです。

sleeve adjustment
〜仮縫い後、フレンチカフスの調整中〜

!嬉しいお知らせ!
このブログ「with Maris見たよ!」と伝えると、価格面でサービスしてくれるそうです。

「いつまで有効?」と確認すると
「フォーエバー。(ずっと)」
3代目は、2代目の確認をとることもなく太っ腹でした(笑

マンダリンテイラーの店舗情報

The Mandarin Company
Room 901, 6-9 Pottinger Street, Lap Fai Building, Central, Hong Kong
TEL/FAX: 852-3525-0832
E-Mail: mandarintailor@yahoo.com
支払い方法:現金、アメックス、VISAカードのみ可

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