ゆる〜い島時間が心地よく流れる香港の離島・長洲(チュンチャウ)

3 min
Sai Wan

中環(セントラル)からフェリーに揺られ30分ほどで到着する島、チュンチャウ(Cheung Chau)。
日本では長洲島(チョウシュウトウ)と知られていますが、「洲チャウ」は「島」という意味なので、ここではチュンチャウで書き進めます。

香港に住んで約2年。ネット上の情報から得たこの島の印象は、「B級グルメを食べに行くだけか〜」とずっとスルー。
でもまだ行っていない知られた島はここだけ。帰国前に行ってみることに。

船着場には大小さまざまな漁船がひしめきあい、漁師さんたちがプラスチックの椅子に座り、日没前からビールで団欒。なんだか好きな雰囲気〜♪
迷路のような細い路地、上を見上げれば洗濯物が堂々と干され、自転車がベルをならして通り過ぎる。
そしてなによりも、漁船をバックに沈みゆく夕日、刻々と変わる空の色が美しい!!

とお気に入りになったので、ステイケーションしてきました。ご参考にどうぞ♪

長洲の楽しみ方〜ざっくり

landscape
漁船やフェリーが航行する長洲湾とビーチのある東湾

島は南北にある岩山をつなぐ砂州の上に島民の生活が、写真でおわかりになるでしょうか。

フェリーを降りると、海鮮料理店、ストリートフード店、海産物屋がずらっと並び
島の雰囲気を楽しみながら、食べ歩き、ぶら〜り島散策もいいでしょう。

体を動かしたい方は、簡単なハイキングコースが南側、北側それぞれにあります。
南側は、海賊が財宝を隠したといわれる洞窟、ハイキングしながらの奇岩探し
北側は、サクッと行けるハイキングコースです。上の写真が北眺亭から撮れます。

ビーチもいくつかあります。
シャークネットがはられたビーチは、この写真でもわかる2箇所。

この島では自転車が島民の足。車はミニ消防車とミニ救急車、工事用の三輪車ぐらいでしょうか。
レンタサイクルもあり、ルーフ付き三輪車にのって楽しんでいる観光客も多いです。

少し長くなりますが、それぞれご紹介していきます♪

長洲のハイキングコース

北側ハイキングコース

軽く歩くのにちょうどよいコースです。
近隣の島を眺めながら海沿いを歩いた後、山を登って下る一周ルート。
北眺亭(North Lookout Pavilion)はGoogleマップには載っていないので、ただいま申請中。

North Lookout Pavillion

距離:一周3.6km
時間:1時間半
つぶやき:北眺亭からの見晴らしが気持ちいい〜お散歩コース。

水色線のコーラルビーチへの距離は含みません。
コーラルビーチへは、北眺亭から階段を下り、また上らないと帰れない隠れ家ビーチ。

North Lookout Pavilion

写真の標識「北眺亭」がある場所までひたすら登ります。
その手前🔴の道を登りたくなりますが、行き止まりなのでご注意ください。

北帝廟 (Pak Tai Temple)/玉虛宮 (Yuk Hui Temple)

Cheung Chau

1783年に建立。(香港一級歴史建築)

島の中で一番大きく、立派な寺院。
長洲饅頭まつりのハイライトでもある饅頭取りレースは、この寺院前の広場で行われます。
Googleマップで確認

 

南側ハイキングコース

Cheung Chau
小長城 (Mini Great Wall) から周りの島々を見渡せます。

南側コースは、2コース。
岩山の東には、海岸線に沿って整備された小長城があり、16もの奇岩を探しながらのハイキング。
西は、海賊が財宝を隠したと言われる洞窟がメイン。観光客向きかな。
東西ルートを歩くと6kmほど。
ただ標識が少なく、住宅街では迷うこと数回。(maps.meの香港版は使えない!)

South Cheung Chau

黄色い線は歩けますが、干潮の時にしか通れないかもしれません。(Googleマップには道なし)

洞窟に寄ったら、サンパンでフェリー乗り場へ戻ることをおススメします。
運賃は現金のみ、大人$10。
Googleマップで確認

小長城 (Little Great Wall) で奇岩さがし

一体だれが命名したのか。
ゴールがある方が人は動きやすいけれど、無理やり名前つけてませんか!?と思える岩も。

しまいには、自分たちで命名し始めました。
想像力を発揮しながらのハイキング。

Cheung Chau

小長城の突き当たりは、玉璽石 (Jade Seal Rock)
同じ道を引き返しこの階段を登り、西を目指します。

張保仔洞 (Cheung Po Tsai Cave)

Exit

洞窟の中は真っ暗で、ハシゴがあり一段下におりてから歩きます。
「ここなら隠せそう」と納得。
最後だけ、ポッチャリさんはお腹を凹まさないと通れないかも。
そして洞窟から出る時、写真のようにハシゴがないよ〜 (汗

人が前にいなかったら、スリル感あり。
最近スリルが足りないと感じる大人もGO!

Cheung Chau
刻々と変わる空の色、見ていて飽きません。
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