中環(セントラル)からフェリーに揺られ30分ほどで到着する島、チュンチャウ(Cheung Chau)。
日本では長洲島(チョウシュウトウ)と知られていますが、「洲チャウ」は「島」という意味なので、ここではチュンチャウで書き進めます。
香港に住んで約2年。ネット上の情報から得たこの島の印象は、「B級グルメを食べに行くだけか〜」とずっとスルー。
でもまだ行っていない知られた島はここだけ。帰国前に行ってみることに。
船着場には大小さまざまな漁船がひしめきあい、漁師さんたちがプラスチックの椅子に座り、日没前からビールで団欒。なんだか好きな雰囲気〜♪
迷路のような細い路地、上を見上げれば洗濯物が堂々と干され、自転車がベルをならして通り過ぎる。
そしてなによりも、漁船をバックに沈みゆく夕日、刻々と変わる空の色が美しい!!
とお気に入りになったので、ステイケーションしてきました。ご参考にどうぞ♪
長洲の楽しみ方〜ざっくり
島は南北にある岩山をつなぐ砂州の上に島民の生活が、写真でおわかりになるでしょうか。
フェリーを降りると、海鮮料理店、ストリートフード店、海産物屋がずらっと並び
島の雰囲気を楽しみながら、食べ歩き、ぶら〜り島散策もいいでしょう。
体を動かしたい方は、簡単なハイキングコースが南側、北側それぞれにあります。
南側は、海賊が財宝を隠したといわれる洞窟、ハイキングしながらの奇岩探し。
北側は、サクッと行けるハイキングコースです。上の写真が北眺亭から撮れます。
ビーチもいくつかあります。
シャークネットがはられたビーチは、この写真でもわかる2箇所。
この島では自転車が島民の足。車はミニ消防車とミニ救急車、工事用の三輪車ぐらいでしょうか。
レンタサイクルもあり、ルーフ付き三輪車にのって楽しんでいる観光客も多いです。
少し長くなりますが、それぞれご紹介していきます♪
長洲のハイキングコース
北側ハイキングコース
軽く歩くのにちょうどよいコースです。
近隣の島を眺めながら海沿いを歩いた後、山を登って下る一周ルート。
北眺亭(North Lookout Pavilion)はGoogleマップには載っていないので、ただいま申請中。
水色線のコーラルビーチへの距離は含みません。
コーラルビーチへは、北眺亭から階段を下り、また上らないと帰れない隠れ家ビーチ。
写真の標識「北眺亭」がある場所までひたすら登ります。
その手前🔴の道を登りたくなりますが、行き止まりなのでご注意ください。
北帝廟 (Pak Tai Temple)/玉虛宮 (Yuk Hui Temple)
1783年に建立。(香港一級歴史建築)
島の中で一番大きく、立派な寺院。
長洲饅頭まつりのハイライトでもある饅頭取りレースは、この寺院前の広場で行われます。
Googleマップで確認
南側ハイキングコース
南側コースは、2コース。
岩山の東には、海岸線に沿って整備された小長城があり、16もの奇岩を探しながらのハイキング。
西は、海賊が財宝を隠したと言われる洞窟がメイン。観光客向きかな。
東西ルートを歩くと6kmほど。
ただ標識が少なく、住宅街では迷うこと数回。(maps.meの香港版は使えない!)
黄色い線は歩けますが、干潮の時にしか通れないかもしれません。(Googleマップには道なし)
洞窟に寄ったら、サンパンでフェリー乗り場へ戻ることをおススメします。
運賃は現金のみ、大人$10。
Googleマップで確認
小長城 (Little Great Wall) で奇岩さがし
一体だれが命名したのか。
ゴールがある方が人は動きやすいけれど、無理やり名前つけてませんか!?と思える岩も。
しまいには、自分たちで命名し始めました。
想像力を発揮しながらのハイキング。
小長城の突き当たりは、玉璽石 (Jade Seal Rock)。
同じ道を引き返しこの階段を登り、西を目指します。
張保仔洞 (Cheung Po Tsai Cave)
洞窟の中は真っ暗で、ハシゴがあり一段下におりてから歩きます。
「ここなら隠せそう」と納得。
最後だけ、ポッチャリさんはお腹を凹まさないと通れないかも。
そして洞窟から出る時、写真のようにハシゴがないよ〜 (汗
人が前にいなかったら、スリル感あり。
最近スリルが足りないと感じる大人もGO!