高層ビルがひしめきあっている香港ですが、少し歩けば山があり、香港の街の景観や自然を楽しめるフィットネスコースが整備されています。
今回は灣仔(ワンチャイ)駅から寄り道しながらのお散歩2時間コースを紹介します。
一部きつい坂もありますが、楽しくお喋りしながら運動不足解消にはちょうどよい約3.9kmのコースです!
目次
灣仔駅からまずは旧郵政局(Old Wan Chai Post Office)へ
灣仔駅に着いたら出口D、ランタンが目を引く利東街 (Lee Tung Avenue) に出ます。
(洗面所は地上に出る少し手前にあり)
出口Dを出て進行方向に歩くと、皇后大道東(Queen’s Road East) に出ます。
左に向かってき、レトロな白い建物が見えたら
香港最古の郵便局、いまは環境資源センター。
寄り道するから旧郵政局の脇のGap Roadは登らずに直進。
フォトジェニックなスポット藍屋建築群
(Blue House Cluster)
青、黄色、オレンジ色の建物は、20世紀はじめに多く建てられた唐樓と呼ばれる中国風の3〜4階建の低層アパート。
歴史的建築物ですが、現在も上の階には人が住んでいます。
そのままゆるやかな坂道を登って行き、突き当たり公園の左手にあるお寺さんへ。
北帝古廟 (Pak Tai Temple)
清の時代に建てられたこの寺は、五方上帝の一人、北岳大帝が祀られています。
どうやら天上界には神様が五人いて、それぞれ色と守っている方角があるそうな。
このパクタイ神は、黒、北、水と冬を司り、化身は黒龍。
悪魔王の手先である蛇と亀に勝ったことから、素足で踏んでいる神像をみかけたら、それは道教の神様パクタイ神です。( 蛇はわかるが、なぜ亀?!)
ギャップロード(Gap Road)ハイキングコースへ
公園の階段をのぼりきり、横断歩道を渡り右に歩くと標識が見えます。
香港の標識は旅人にやさしい♪
さぁ、ここからきつ〜い坂道!
登り切ると公園、公衆トイレがあります。
横に走っている道がBowen Road (ボーエンロード)。
次に目指すはLover’s Rockなので、左方向へ。
ここからは楽チンな平らな道なので、ご安心を!
定番コースのPolice Museum(香港警隊博物館)や、アバディーンダム貯水池を目指すハイカー方は、このまま登り続けます。
この道も美尻エクササイズによいです。
姻縁石(Lovers’ Rock)
階段を登った先には、高さ9mの石柱があります。(写真上右)
この石柱には諸説ありますが、縁結びの場所として知られています。
願掛けをしたい方は、この階段を登りましょう。(総距離に含まず)
Bowen Roadを歩いていると木々の間から美しい緑色の屋根瓦と赤煉瓦の建物が見えて来ます。
その建物へ行くには、一本上の道路に上がらなければなりません。
City Boundary 1903(境界石)を見つけたら、わきの階段をあがりましょう。
館内も覗いてみたくなる景賢里(King Yin Lei )
持ち主が数回かわり、現在は香港政府が管理しています。
一般公開されるのは限られた日のみ。開いていたらとてもラッキーです!
(追記)
問い合わせてみたところ、2020年の公開日はまだ決定してないということです。
過去の公開日をみると、6月から12月の各月2日間のみの公開のようです。
この先はフィットネスロード、Bowen Roadの終わりが待っているだけ。
そこから徒歩かバスで山を降りることになります。
もう歩くのは十分という方は、景賢里の前のバス停を利用しましょう。
バスに乗って、セントラルかコーズウェイベイに行けます。
またはタクシーで目的地を目指した方が時短になります。
バス停付近がタクシーのUターン場所になっているので比較的つかまりやすいです。
Google Mapに載ってない不思議なものを発見!
境界石から景賢里に行く階段の途中、仏像が点々と置かれている小道があります。
その先には「一体だれが描いた!?」と思うような岩に描かれた神様が?!
いろいろな仏像や神像がおかれていて、なに教だかさっぱりわからない。
これもまたLovers’ Rock続いての民間信仰か。
この顔、香港の人たちは一体どうとらえているのだろうか?!
神様のイメージのかけらもないと思うんだけれど。
でも、なんだか憎めないキャラクター(笑
ずっと見てるとまねしたくなる顔。・・・、でも意外と難しい。
すべて笑いとばしてしまえ〜!
ホォ〜、ホッ、ホッ!!ハイキング終着地
ふたたびBowen Roadに戻り、道の終わりまで歩いたら左手にバス停があります。バスは灣仔方面に向かいます。
時間のない方は、Lovers’ Rockをスキップして、景賢里の前からバスをつかまえることをオススメします。