絶景ランタオトレイルを行く〜ケーブルカーからもまた絶景〜♪

4 min
Lantau island bays from peak

香港で一番大きな島ランタオ島にはいくつかのハイキングコースがあります。
その中でも人気のあるコースは、ランタオトレイルセクション3
香港で2番目に高い山鳳凰山(Lantau Peak)の頂上を目指すコースです。

今回はケーブルカーに乗ってゴンピン村にあるポーリン寺と大仏を見学した後、ランタオピークを目指します。
道はきついけれど、頑張る価値のある絶景が待っている4.5kmのコース!
ケーブルカーのあるMTR東涌駅から出発して、再び駅に戻るまでの6時間コースをご案内します。

ゴンピン360ケーブルカー乗り場への行き方

Tung Chung

MTR東涌トンチョン(Tung Chung)へ

MTR東涌線(オレンジ色)の終点駅、東涌駅を出たらB出口へ。

citygate outletsモール建物の左側に沿って歩くとケーブルカー乗り場が見えてきます。

KLOOK

昂坪(Ngong Ping)360チケットの買い方

旅行予約サイトでチケットを事前購入しました。
当日カウンターで購入するよりも割引があるのでお得です!
(スタンダードキャビン片道の割引額はエッグタルト3つ分)

Ngon Ping 360

事前に購入すると割引だけでなく、旅行会社専用カウンターや乗車レーンがあるので待たずにすみます。
携帯に送信されたQRコードをみせてチケットと引き換えるのでとても便利!

ケーブルカーが混むことを予想して、運行時間少し前に到着。空いていました。

Passengers are waiting

乗車レーンに並ぶ時、キャビンを間違えないように!

ケーブルカーは2タイプあります。
✔︎足元が透けて見えるクリスタルキャビン
✔︎一般的なスタンダードキャビン

クリスタルキャビンの方が値段は少々上がりますが、高所恐怖症でなければきっとスリルを楽しめるでしょう。

ケーブルカー運行情報

平日: 10:00 – 18:00/休日: 10:00 – 18:00

メンテナンスが行われる日、風が強い日は運休することがあります。
訪れる前に昂坪360オフィシャルサイトを確認するといいですね。
日本語サイトもありますが、運行情報は英語のみの表示。

約25分間の空中散歩でゴンピン(昂坪)村へ

Cable car with view of Tung Chung
キャビンからは右手に香港国際空港、香港とマカオを繋ぐ港珠澳大橋、そして左手奥に大仏が見えてきますよ。
Ngong Ping 360

相乗りのはずが、プライベートキャビンに♪
朝一のケーブルカーは空いていておススメです!

期待していませんでしたが、ルンルンで景色を楽しめました♪
変わっていく景色もそうですが、5.7kmという距離にも大満足!

寶蓮寺 (Po Lin Monastery) と天壇大佛 (Tian Tan Buddha)

ゴンピン村に到着すると、お土産屋さんが建ち並んでいます。
まだ朝早かったからか開いている店のチラほら。
店を横目にポーリン寺に向かいます。

Buddha & Monastery
旧正月前の色鮮やかな装飾のポーリン寺と大仏
Entrance

寶蓮寺 (Po Lin Monastery)

本堂の左手奥、おいしそうな中華菓子を売っているコーナーがあります。
11時からオープンで売ってもらえず、写真もNG。

またこの並びにお食事どころがあり、ここで精進料理が食べれますよ。

Tin Hau Buddha

天壇大佛 (Tian Tan Buddha)

1993年に完成した高さ34mのブロンズ像の天壇大佛。
完成までに12年の歳月がかかり、総工費はHK$6000万とか。
入場は無料ですが、大仏様の体内に入る方のみ有料です。
階段を登る手前のチケット売り場で購入します。

さぁ、268段の階段を登りましょう!

ランタオトレイル セクション3へ道のり

Trail map

トレイルマップ

距離:4.5km
時間:3時間 (休憩時間含む)
難易度:中級
つぶやき:キツいけど絶景!

昂坪奇趣徑
(Ngong Ping Fun Walk)
鳳凰徑3段
(Lantau Trail Sec.3)

Lantau Trail Sec.3

Wisdom Pathとトレイル入口

268段の階段を降りたら、右手の小道を進みます。お手洗いはこの先ありませんので、済ませておきましょう。

道なりに歩くと右手に案内板が見え、昂坪奇趣徑 (Ngong Ping Fun Walk) の入口です。

Lantau Trail Sec3

心經簡林 (Wisdom Path)

高さ8~10mの38本の柱それぞれに般若心経が彫られています。
上空から見ると∞無限大の形で柱が立っているので、制作者の意図を汲んでその形をなぞるように歩かれてみてはいかがでしょう。

Lantau Trail

ランタオピークへのゲート

3方向に異なるトレイルの入口がありますが、セクション3はこのゲートからスタート!

ひたすら上り道・・・
石段をひたすら登るという感じで、なかなかきつい道のりです。

何度か立ち止まりながら歩いて来た道を振り返ると、心經簡林、大仏様、ダム、ポーリン寺、はたまた港珠澳大橋(香港とマカオをつなぐ橋)が見えてきます。
歩くほど見える景色も広がって、登ってきたことを実感!でも頂上はまだなのか!!?!
「一歩一歩前に進めば、いつかは頂上にたどり着くはずっ!」と、自分にエールを送りながら進みます。

View of Buddha and bridge
ここが頂上と思いたい!久しぶりにきついんだけど〜(泣
Lantau Trail Sec3

斬柴坳 (Tsam Chai Au) 標高810m

目の前の狭い上り道をひたすら歩くと、やっと全開の景色!
頂上と思いきやまだ通過点でした。
美しい海と点在する小島が目の前に広がります。
一息ついて、さぁもう一踏ん張り!
ここからは尾根伝いに歩いて頂上を目指します。

Peak Board

ランタオピーク934m

遮るものは何もない頂上!
島の景色を360度思う存分楽しめ、登ってきた達成感も一入。
頂上での一服は、いつも幸せを感じます。

Pak Kung Au

あとはひたすら下り、少し上ってはまた下り。なんとなくダラダラした道が続き、バス停へ。

バス停 Pak Kung Au (伯公坳) から東涌駅へ戻ります。
Googleマップでバス停を確認

Trail Road from the peak
下り2/3ぐらいで膝が笑い始めました〜。

ランタオトレイルの感想

ランタオトレイル (Sec.3) は、香港のいくつか行ったトレイルコースの中で一番好きです!
アスリートではない私にはとてもきついコースでした。
でもまた登ってもいいかなぁ〜と思えるような素晴らしい景色でした。

香港のトレイルは日本の山とは違った良さがあります。
ドラゴンズバックもそうですが、尾根伝いに歩くのは〜ただただ爽快!
まだ行かれてない方にはおススメです。
コースの様子は ドラゴンズバック〜ゆるやかな龍の背中から南シナ海を望む♪ をご覧ください。

後から知ったことですが、東涌駅からバスに乗ってPak Kung Au (伯公坳) で降り、そこからランタオピークに向かうコースがどうやら定番のようです。(今回の逆コース)
頂上で出会ったハイカーの98%は、このコースでした。
今思えば、定番コースの方が歩きやすいのかもしれません。
でも下りは階段ではない石段が多く、大きな段差も多いで、膝に注意してくださいね。
ある程度厚みのあるスニーカー、もしくはトレッキングシューズがおススメ!

香港の冬は湿度が高くないので不快な汗をかかずに済み、まさにトレイルシーズンです。
尾根伝いは木陰がないので冬でも日焼け止めは忘れずに!

「ランタオトレイルは難しそ〜」と思う方は、香港最高峰大帽山(タイモーシャン) に行ってみるのはいかがでしょう。Enjoy〜♪

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