香港で一番大きな島、ランタオ島にはいくつかのハイキングコースがあります。
その中でも人気のあるコースは、ランタオトレイルセクション3。
香港で2番目に高い山、鳳凰山(Lantau Peak)の頂上を目指すコースです。
今回はケーブルカーに乗ってゴンピン村にあるポーリン寺と大仏を見学した後、ランタオピークを目指します。
道はきついけれど、頑張る価値のある絶景が待っている4.5kmのコース!
ケーブルカーのあるMTR東涌駅から出発して、再び駅に戻るまでの6時間コースをご案内します。
ゴンピン360ケーブルカー乗り場への行き方
MTR東涌駅(Tung Chung)へ
MTR東涌線(オレンジ色)の終点駅、東涌駅を出たらB出口へ。
citygate outletsモール建物の左側に沿って歩くとケーブルカー乗り場が見えてきます。
昂坪(Ngong Ping)360チケットの買い方
旅行予約サイトでチケットを事前購入しました。
当日カウンターで購入するよりも割引があるのでお得です!
(スタンダードキャビン片道の割引額はエッグタルト3つ分)
事前に購入すると割引だけでなく、旅行会社専用カウンターや乗車レーンがあるので待たずにすみます。
携帯に送信されたQRコードをみせてチケットと引き換えるのでとても便利!
ケーブルカーが混むことを予想して、運行時間少し前に到着。空いていました。
乗車レーンに並ぶ時、キャビンを間違えないように!
ケーブルカーは2タイプあります。
✔︎足元が透けて見えるクリスタルキャビン
✔︎一般的なスタンダードキャビン
クリスタルキャビンの方が値段は少々上がりますが、高所恐怖症でなければきっとスリルを楽しめるでしょう。
平日: 10:00 – 18:00/休日: 10:00 – 18:00
メンテナンスが行われる日、風が強い日は運休することがあります。
訪れる前に昂坪360オフィシャルサイトを確認するといいですね。
日本語サイトもありますが、運行情報は英語のみの表示。
約25分間の空中散歩でゴンピン(昂坪)村へ
相乗りのはずが、プライベートキャビンに♪
朝一のケーブルカーは空いていておススメです!
期待していませんでしたが、ルンルンで景色を楽しめました♪
変わっていく景色もそうですが、5.7kmという距離にも大満足!
寶蓮寺 (Po Lin Monastery) と天壇大佛 (Tian Tan Buddha)
ゴンピン村に到着すると、お土産屋さんが建ち並んでいます。
まだ朝早かったからか開いている店のチラほら。
店を横目にポーリン寺に向かいます。
寶蓮寺 (Po Lin Monastery)
本堂の左手奥、おいしそうな中華菓子を売っているコーナーがあります。
11時からオープンで売ってもらえず、写真もNG。
またこの並びにお食事どころがあり、ここで精進料理が食べれますよ。
天壇大佛 (Tian Tan Buddha)
1993年に完成した高さ34mのブロンズ像の天壇大佛。
完成までに12年の歳月がかかり、総工費はHK$6000万とか。
入場は無料ですが、大仏様の体内に入る方のみ有料です。
階段を登る手前のチケット売り場で購入します。
さぁ、268段の階段を登りましょう!
ランタオトレイル セクション3へ道のり
トレイルマップ
Wisdom Pathとトレイル入口
268段の階段を降りたら、右手の小道を進みます。お手洗いはこの先ありませんので、済ませておきましょう。
道なりに歩くと右手に案内板が見え、昂坪奇趣徑 (Ngong Ping Fun Walk) の入口です。
心經簡林 (Wisdom Path)
高さ8~10mの38本の柱それぞれに般若心経が彫られています。
上空から見ると∞無限大の形で柱が立っているので、制作者の意図を汲んでその形をなぞるように歩かれてみてはいかがでしょう。
ランタオピークへのゲート
3方向に異なるトレイルの入口がありますが、セクション3はこのゲートからスタート!
ひたすら上り道・・・
石段をひたすら登るという感じで、なかなかきつい道のりです。
何度か立ち止まりながら歩いて来た道を振り返ると、心經簡林、大仏様、ダム、ポーリン寺、はたまた港珠澳大橋(香港とマカオをつなぐ橋)が見えてきます。
歩くほど見える景色も広がって、登ってきたことを実感!でも頂上はまだなのか!!?!
「一歩一歩前に進めば、いつかは頂上にたどり着くはずっ!」と、自分にエールを送りながら進みます。
斬柴坳 (Tsam Chai Au) 標高810m
目の前の狭い上り道をひたすら歩くと、やっと全開の景色!
頂上と思いきやまだ通過点でした。
美しい海と点在する小島が目の前に広がります。
一息ついて、さぁもう一踏ん張り!
ここからは尾根伝いに歩いて頂上を目指します。
ランタオピーク934m
遮るものは何もない頂上!
島の景色を360度思う存分楽しめ、登ってきた達成感も一入。
頂上での一服は、いつも幸せを感じます。
あとはひたすら下り、少し上ってはまた下り。なんとなくダラダラした道が続き、バス停へ。
バス停 Pak Kung Au (伯公坳) から東涌駅へ戻ります。
Googleマップでバス停を確認
ランタオトレイルの感想
ランタオトレイル (Sec.3) は、香港のいくつか行ったトレイルコースの中で一番好きです!
アスリートではない私にはとてもきついコースでした。
でもまた登ってもいいかなぁ〜と思えるような素晴らしい景色でした。
香港のトレイルは日本の山とは違った良さがあります。
ドラゴンズバックもそうですが、尾根伝いに歩くのは〜ただただ爽快!
まだ行かれてない方にはおススメです。
コースの様子は ドラゴンズバック〜ゆるやかな龍の背中から南シナ海を望む♪ をご覧ください。
後から知ったことですが、東涌駅からバスに乗ってPak Kung Au (伯公坳) で降り、そこからランタオピークに向かうコースがどうやら定番のようです。(今回の逆コース)
頂上で出会ったハイカーの98%は、このコースでした。
今思えば、定番コースの方が歩きやすいのかもしれません。
でも下りは階段ではない石段が多く、大きな段差も多いで、膝に注意してくださいね。
ある程度厚みのあるスニーカー、もしくはトレッキングシューズがおススメ!
香港の冬は湿度が高くないので不快な汗をかかずに済み、まさにトレイルシーズンです。
尾根伝いは木陰がないので冬でも日焼け止めは忘れずに!
「ランタオトレイルは難しそ〜」と思う方は、香港最高峰の大帽山(タイモーシャン) に行ってみるのはいかがでしょう。Enjoy〜♪