香港の島と海と山〜半日でまとめていろいろ楽しめるラマ島へ、Let’s go♪

4 min
view of Lamma island

香港でショッピング、食べ歩きもいいけれど、少し郊外に行けば緑豊かな香港の自然に出会えます。
高層ビル群の中にだけいてはなかなか気づかない、香港にはたくさんの島があることも。

その島の中で中環(セントラル)から30~40分ほどで行けるラマ島(Lamma Island) をご紹介します。

今回ラマ島ですること
  • フェリーに乗ってちょっとした遠足気分を味わう。
  • ラマ島で2番目に高い山、菱角山の頂上を目指す。
  • 尾根伝いの舗装されたハイキングコースを歩く。(木陰はないが気持ちいい!)
  • 山の形、島の形、ビーチ、周りの島々など、山頂からの絶景を楽しむ。
  • 島人の生活を垣間見る。
  • 隠れ家的な静かな小さなビーチで泳ぐ。ビール飲みながら休憩。
  • 海鮮料理を楽しむ。

必要なもの:日焼け止め、帽子(日傘)、水着、スニーカーさえあれば、後はなんとかなる!


香港の島と海と山を一度に楽しむことができるので、限られた滞在時間の旅行者にもおススメのコース!
トレイルは5.3kmと適度に山登りを楽しめ、頂上からは周りの島々を望むことができます。
まだ知らない香港に出会えるかもしれません♪

階段が苦手な方は、島の北側から南側にかけてファミリーウォークがあります。
小さなお子さんでも歩ける、4.8kmのなだらかなコース。
ファミリーウォークに関しては、ラマ島〜ハイキングと海鮮料理を楽しむ4時間コース!をご覧ください。

ラマ島への行き方

Lamma Island

まずは中環のフェリー乗り場4番埠頭へ。
Googleマップで確認

中環からラマ島へのフェリーは、島の北側に到着する榕樹湾(Yung Shue Wan)行きと、南側に到着する索罟湾(Sok Kwu Wan)行きがあります。

今回は写真索罟湾行きに乗船。
片道運賃 (2022年4月18日時点) 
月〜土:$23.10($11.50) 
日&祝日:$32.50(16.20)
HKKFフェリー時刻表
(コロナの影響で値下がってる)

菱角山(Lin Kok Shan)への道のり

Lamma Island

菱角山トレイルマップ

海抜:250m (ラマ島で2番目に高い山)
距離:5.3km
時間:2.5時間
難易度:初級
つぶやき:階段多いけど、絶景❤️

フェリーを下船したら、の海鮮レストラン通りを通過し、天后宮へ。

Lamma Island

天后宮(Tin Hau Temple)

道教の女神「航海・漁業の守護神」が祀られています。
中国南部、香港、マカオなど沿岸部で信仰を集めていて、ラマ島には北、南、東の3カ所に廟があります。

天后宮を過ぎ山側を見る
と、左手に鬱蒼とした森に入る階段があります。
(見落とした人が既に数人いるので注意)

Lamma Island

一見うっそうとした森の入口ですが、しばらく階段が上がっていきます。
すると道沿いに島民の墓が点々と現れます。
前を失礼して、どこにも曲がらず道なりに進みましょう。

Lamma Island

写真のような、なだらかな坂道が続きます。
この辺りは所々まだ木陰があるので、余裕です。

Lamma island

目にも鮮やかな休憩所

ガゼボの色につられて上がってきましたが、目指すは反対側の山です。
しばらく尾根伝いを歩くので木陰はありません。
海をみながら休憩するには、この中国風ガゼボがおススメ!
(地図ピンクの◯)

Lamma Island

ガゼボに行く前に通り過ぎたこの休憩所は、風の通り道がなくて暑そう。
しかも人でいっぱいです。

山頂を目指す方は、写真の階段を登っていきましょう!
休憩所前の標識、菱角山(Ling Kok Shan)方向へ。

Mountain landscape
適度に風もあって最高のハイキング日和♪
Lamma Island

プードル岩(Poodle Rock)

ハイカーが岩を写真に収めていたので、「岩好きなんだ〜」と思って通り過ぎたら、Googleマップにも乗っているプードル岩でした。
それよりも気になったのが、その後ろの岩の上には人がっ!
岩を陰にしてランチをしていました(笑
次回はあそこで休憩しよっ♪

Lamma Island

香港ハイカーあるある!

  • 日傘で全身プロテクトの女性達。
  • みんなも楽しんで〜!とばかりに音楽ガンガンかけながら歩く。
  • 普通に上半身裸の男性が歩いていたり、走っていたり。

先日、上半身裸のおばちゃんがいてドキッとしました。
そしたら、胸が垂れた長髪のおっちゃんだった(笑
声でやっと男性とわかるぐらいのおばちゃん度。垂れた胸、きたえてくれよ〜!

Lamma Island

ラマ島の北側には電力発電所があり、ビクトリアピークからも見えます。

電力発電所のある島の北側から南側を歩くファミリーウォークでは気づかなかったけれど、山頂から見ると意外と大きな施設です。

trail of Lamma island
ひたすら階段を降りていきます。膝が笑う〜!

模達灣(Mo Tat Wan)ビーチでひと泳ぎ!

Lamma Island

山を降りきると標識、公衆トイレがあり、索罟湾(Sok Kwu Wan)へ向かいます。

小さな村を抜けると、写真の標識があるので、
ビーチでのんびりする方は模達灣(Mo Tat Wan)へ降りて行きましょう。

Beach

小さなビーチですが、静かで、地元民しかいない穴場ビーチ!(木陰なし)

ここにも埠頭があり、香港仔(Aberdeen)行きのフェリーが出ています。
「もう十分歩いた!」という方は、ここからフェリーに乗って、香港仔からバスで次の目的地に行くこともできます。

ビーチにレストランは1軒あり、パブのように外国人住人がだいぶ盛り上がっていました。
この店で頼むのは、瓶ビールとかの手を加えられていない飲み物だけ!にしておきましょう。

ラマ島に来たらビールと海鮮〜漁村酒家!

Outside tables

潮風に吹かれながらの食事。この店も外国人で賑わっていました。

SMLと量を選んで注文できます。
Mサイズのイカフリット、空芯菜炒め、シンガポール風焼きそば(ビーフン)と瓶ビール2本、5点でHK$394。
Googleマップで確認

このレストランは、埠頭風に作られた外の席(写真)と、風除けのある中の席があります。
今回は少し風があったのかもしれませんが、外席はレタスなど軽いもの、お箸に触れてないものは風で飛びます。
ビーフンも同じで、長いのに絡まった短いビーフンは口に運ぶ時点で飛びます(笑

フェリーの出発時間を待つ間、気持ち良すぎて少しうたた寝をしてしまいました。

カラカラ・・・。
音のするほうに目をやると、私のメガネがデッキの端に止まって
「わたし、今から海に落ちま〜す!」と言わんばかりに、次の瞬間目の前で消えたのです。

「・・・落ちたッ! 眼鏡落ちた〜!!」

給仕のおばちゃんたちが次々と集まってきて「何、落ちた?」と慣れた感じ。
みんなでデッキから海を覗き始めました。

すると、どこからともなく半裸の赤いパンツのおじさんが現れ、海に入って見つけてくれたのです!
今回は運良くあったので助かりましたが、気持ちのよい外席はお気をつけください。海風に遊ばれます。

まとめ

香港にはドラゴンズバックを始め、尾根伝いを歩くトレイルがいくつもあります。
名のあるトレイルを完走することが目的でない限り、スタート地点に着くまでの時間は旅行者にとって貴重ですよね。

今回のコースであれば、中環から30分の場所で、一度にいろいろな体験ができます。
島に行き、尾根伝いを歩き、自然を楽しみ、ビーチでゆったり過ごし、海鮮料理を堪能する!
ラマ島を制覇したい方は、島を縦断するファミリーウォークの後、菱角山を目指す約10kmコースがおススメです。
定番の香港観光コースだけでなく、ラマ島で過ごす時間を作ってみるのはいかがでしょう。Enjoy〜♪

*夕方のフェリーは混むので、少し早めに行って並ぶことをおススメします。

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